平和公園里山班
班活動一覧表
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☆ 発足経緯
1979年に平和公園の雑木林を破壊して、オリンピックスタジアムの建設候補地となることに反対を唱え、平和公園の自然の調査活動と観察会を始め1999年より自然の保全、回復活動にも着手しました。
そしてこれまでの「なごや平和公園里山愛護会」の活動方針も継承していきます。
☆ 目的など
ここなごや平和公園の豊かな自然とともにあることを大切にし、会員相互の理解と協働により、里山の自然を保全し、その意義と環境を次世代に伝え、また自然の中でセンスオブワンダーを多くの人と共有しようと活動しています。
☆ なごや平和公園とは
名古屋市東部丘陵地帯に位置する面積約147haの公園です。
その北部地区(面積約97ha)の大部分を墓地が占め、人工的な環境であるのに対して、南部地区(面積約50ha)には自然林が広がり、この自然林の南側は、最近まで農耕地が広がっていて、まさに”里山”がありました。
この市民の森の自然林は、アカマツ、クロマツの常緑針葉樹、コナラ、アベマキをはじめ、ヌルデ、ヤマウルシ、コバノミツバツツジ、ネジキ等の落葉広葉樹やソヨゴ、ヒサカキ等の常緑広葉樹が混生した二次林ですが、近年、アカマツ、クロマツには枯死する物が目立ち、広葉樹も次第に常緑樹の割合が大きくなってきています。
また、以前は湿地やため池も多くあり、ヒメタイコウチ、ハッチョウトンボ等も観察され、モウセンゴケなど貴重な湿地性の植物も多種見られました。
遊歩道の舗装、側溝や水抜き水路を作った影響もあり、急速に乾燥化が進み、ハンノキ、ヤシャブシ、アカマツ等が成長してきています。