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2025年度第2回「ナイトハイキング」2025年10月4日(土)18:00~20:00 参加者 58名 (隊員20 保護者17 幼児4 スタッフ17) 1年に3回の子ども森づくり隊の活動のうち、ナイトハイキングは夜の森での自然体験に内容を絞って実施しています。当日の天気がプログラムに大きく影響するため、少し前から天気予報を注意して確認するのですが、今年は直前まで雨が上がる時間帯がはっきりしませんでした。最終的に活動中に雨が降る可能性があることを考慮して雨天時用のプログラムを進めることに決めました。 晴れていればハイキングの途中に組み込まれる予定だった五感を使った自然体験は、主に里山の家の中でおこないました。雨天案とはいえ内容は盛りだくさんで、植物の葉の匂いを嗅ぐ嗅覚体験、木の実や種の入った小さな容器を振って出る音を聞き分ける聴覚体験、中を見られないようにしたバケツの中身を手探りで確かめて絵に描く触覚体験などです。 まず、嗅覚体験では、用意された6種類の植物の香りを順番に確かめました。みんな思い思いに植物の葉を手に取って匂いを嗅ぎ、中には嗅いだ瞬間「わっ!」と叫んで顔をしかめる様子もありました。いやな匂いと感じた植物の名前をカードに記入しました。 聴覚体験では容器を振って聞こえる音から、中の実や種の大きさを予想して蓋を開け、大きさの順に並べました。中に入っている木の実は7種類でしたが、子どもたちの中には初めて見るものがあった子もいたようで、その植物の名前も一緒に覚えました。 触覚体験で用意したバケツの中身は、殻斗のついたマテバシイ、アベマキの殻斗、チカラシバの3種類でした。手触りで形を確かめて絵にする作業は、低学年の隊員の中には少し難しいと感じた子もいたようです。 そして全員で音声ガイドを利用してコオロギなどの虫の声と説明を聞いてからナイトハイキングに出かけました。 4つの班に分かれ、時間差を設けて歩き始めました。田んぼでは2週間後に稲刈りを控えたイネが穂を垂れていました。この田んぼでの稲作を担当しているスタッフの説明をみんなで聞きました。また湿地ではシラタマホシクサの花が満開で、ライトで照らして観察しました。シラタマホシクサは環境省の絶滅危惧種に指定されている植物で、東山の森でも保護活動を続けています。 幸い雨は概ね止んでいて傘を使わずに歩くことができたので、みんな道すがらの生きもの探しも楽しめたようでした。 ハイキングから戻ってくると今回の体験に使用した植物の実やタネの見本が里山の家に展示してあり、活動の最後に確認しました。 ナイトハイキングの日が雨天になったことが過去にないため、用意していた内容でうまく進行するかが心配でしたが、順序を入れ替えたり実施の場所を変更したりすることでわかりやすくなった部分もあり、なんとか無事に活動を終えることができました。毎回好評の芝生広場で寝ころぶ体験は地面が濡れていたため実施することができず、来年以降のお楽しみとなりました。 |
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1班 |
2班 |
3班 |
4班 |
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5 受付 |
6 開始の挨拶 |
7 自己紹介 |
8 電気を消して虫の声の録音を聞きました |
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9 いろんな葉の匂いを嗅ぎました |
10 嗅覚体験2 |
11 嗅覚体験3 |
12 容器の中に入っているものは? |
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13 バケツの中を手で探る |
14 手探りで感じたものをカードに記入 |
15 田んぼの観察 |
16 田んぼの観察2 |
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17 湿地の観察 |
18 湿地の観察2 |
19 湿地の観察3 |
20 ライトなしで歩く体験も |
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21 散策 |
22 散策2 |
23 バケツの中身の答え合わせ |
24 アンケートありがとう |
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25 五感カード |
26 五感カード2 |
27シラタマホシクサ |
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2025年度第1回 2025年5月10日(土) 9:50~14:30 「竹伐りとハイキング」 参加者 63名 (隊員19 大人19 幼児2 スタッフ23) 子ども東山の森づくり隊の隊員は、前年度からの継続隊員と、その年の新規の隊員とで構成されています。今年は去年まで永年継続してきた多くの隊員が卒業したため、半数以上が新しい隊員という珍しい構成になりました。 活動日は何日も前から当日の天気が気になるということにはこれまでにもたびたび触れてきましたが、今回は2週間予報が発表された時から雨がしっかり降るとの予想で、大きな気がかりを抱えたまま当日が迫ってきました。雨が降れば予定の内容を大きく変更しなくてはならないので、コアスタッフの間でメールを何度もやりとりし、雨の程度に合わせた内容の検討を重ねました。 そうして迎えた活動当日、開始時刻には雨はほぼ止み、散策をすることはできそうでした。一方で雨上がりの竹は雨水を多く含み、伐り倒すと雨粒が大量に降って来るので、午前中に竹を伐るのは憚られました。そこで当初の予定の午前中の内容(竹伐り)と午後の内容(ハイキング)を入れ替えて、お昼までに竹が伐れる程度に乾くのを待つことにしました。 子どもたちは最初に紙芝居「竹のふしぎ」を見たあと、班ごとに分かれて、班長から東山の森の竹の話を聞いたり、竹にまつわるクイズの問題を考えたりしました。その後1時間程度かけて実際の竹の様子を見たり、竹に触れたりしてくらしの森を歩きました。 そしてお弁当の時間をはさんでいよいよ午後、予定していた竹伐りに移りました。トウチク林に到着すると、まずはお手本を見ながら注意事項を聞き、1本の竹を伐るのを見学したところで各班に分かれました。今年は新入隊員が多いので、最初はぎこちない手つきで初めてのノコギリを持ち、言われるままに懸命に手を動かして伐り始める姿が目立ちました。でも稈を2mほどに切り分ける作業を繰り返す間にノコギリを扱うのにも馴れて、どんどん上手に伐ることができるようになりました。経験者の子どもたちは自分で伐った竹を数えて、中には10本近くの竹を伐った子もいたようでした。終了の少し前に「お土産用の竹を伐っていいよ」と声をかけると、みんな思い思いに竹を伐ってペン立てやコップなどを作りました。終了時にはみんなで作業後の竹林を眺めて作業前の様子との変化を確認しました。1時間ほどの作業でしたが、思いのほかたくさんの竹が伐られ、混みあっていた場所に少し広さが生まれました。心配していた雨の影響もそれほどではなく、びしょ濡れになることもなく無事予定通りの時間を竹伐りに充てることができました。 19年目を迎えた子ども森づくり隊の活動ですが、今回ほど天気予報に悩まされたことは記憶にありません。でも綿密な事前の打ち合わせや当日のみなさんのご協力のおかげで、全員ケガなく盛りだくさんの内容を無事に終えることができました。ありがとうございました。里山の家にも当日の様子をパネルにして展示します。ぜひ見に来てください。 |
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1班 |
2班 |
3班 |
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AM1-紙芝居を見ました |
AM2-タケノコの説明 |
AM3-班ごとに竹の話を聞く(1班) |
AM4-班ごとに竹の話を聞く(2班) |
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AM5-班ごとに竹の話を聞く(3班) |
AM6-散策1班 |
AM7-散策1班2 |
AM8-散策2班 |
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AM9-散策2班2 |
AM10-散策3班-竹に触れる |
AM11-散策3班2 |
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PM1-装備を整えて出発 |
PM2-トウチク林に移動中 |
PM3-トウチクのタケノコ |
PM4-竹の伐り方の説明 |
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PM5-空が見えるかな? |
PM6-竹伐り-1 |
PM7-竹伐り-2 |
PM8-竹の運び出し |
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PM9-稈を伐る |
PM10-稈を伐る |
PM11-稈を伐る |
PM12-稈を伐る |
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PM13-稈を伐る2 |
PM14-枝払い |
PM15-枝払い |
PM16-枝払い |
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PM17-枝の伐り方を聞く子 |
PM18-稈をダムへ |
PM19-稈をダムへ |
PM20-ダムの整理 |
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PM21-ダムの整理 |
PM22-落ち葉かき |
PM23-落ち葉かき |
PM24-アンケートありがとう |
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| 2025年度の活動 | |
| 第1回 | 2025年5月10日(土)9:50〜14:30 | 「竹伐りとハイキング] |
| 第2回 | 2025年10月4日(土)18:00〜20:00 |
| 「ナイトハイキング」 | |
| ◆セキスイハイム中部グループは、この事業を支援しています。◆ | |