2017年8月19日(土) 参加者9人 里山の家で9時半から9月30日の活動についての話し合いが行われました。 夜の森の何を参加者に見てほしいかを決め、 どのようなルートで歩くのかを4班に分かれたコースの歩き方を決めました。 ドングリ畑の間伐については3月の活動で取り組むことが決まりました。 そして、子ども森づくり活動を理解していただけるよう、当日までの活動についても報告することに決めました。 11時には、実際に歩くコースをの下見をし、草刈りなど東山総合公園に協力していただく所や危険なところがないか確認しました。 |
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2017年度第2回 2017年9月30日(土) 18:00〜20:00 「ナイトハイキング」 |
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参加者 82人 (隊員27 大人22 幼児2 スタッフ26 他5) 穏やかに晴れ渡った秋の夜の活動になりました。月齢9.9、19時42分正中の月は、ハイキングを開始する頃には頭上に姿をあらわし、隊員たちにやわらかな光を投げかけていました。今回は基本的には4班に分かれての活動ですが、ハイキングのスタート時は2つの班が合同で講師の先生の話を聞きながら歩き、残りの2班はそれぞれの班ごとのコースを進みました。講師の先生からは、盛んに聞こえてくるコオロギなどの鳴く虫の話、月の話、マメ科の植物が葉を閉じて眠る様子などが紹介されました。隊員たちは先生の話に熱心に耳を傾け、植物をライトで照らしながら葉の様子を観察していました。 班ごとのハイキングでは田んぼと湿地を訪れました。田んぼでは稲の穂がたわわに実り、刈り取りを待つばかりになってこうべを垂れていました。その様子をライトをつけて観察し、稲の生長について説明を聞きました。湿地ではシラタマホシクサが可憐な白い花をつけていました。シラタマホシクサは東海地方に固有の植物です。名古屋市では里山の減少や湿地の乾燥化で激減していますが、くらしの森では湿地周辺の手入れをして、小規模ながら毎年花を咲かせています。 ハイキングの途中、芝生広場に全員が集合して、女性二人によるフルート演奏を聴きました。曲目は「エーデルワイス」「虫の声」など全6曲です。子どもたちにもなじみのある選曲でした。最後の曲「ふるさと」の演奏前に「歌を知っている人は一緒に歌ってください」と演奏者からの声かけがあり、隊員たちだけでなく付き添いの家族やスタッフもフルートのメロディにのって歌いました。フルートの演奏を生で聴くのは初めてという隊員がほとんどで、それまで周りを圧倒していたはずのアオマツムシの大合唱の声が不思議と耳に入って来なくなり、しばしフルートの音色に心を奪われたようでした。 演奏を聴いたあとは、芝生広場から再びハイキングの後半に出発して、それぞれの班が前半とは違うコースをたどり、里山の家まで帰りました。里山の家では、あらかじめ捕獲された鳴く虫が展示してあり、生きた実物の様子を観察しました。 普段昼間に遊び慣れた森の姿とは全く違った夜の森で、視覚の効かない状況下では聴覚などほかの感覚が研ぎ澄まされるということを実感したナイトハイキングでした。 |
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2017年10月10日(火) 参加者5人 里山の家で14時ごろから9月30日のナイトハイクの活動紹介のパネル制作を行いました。 とても感動的だったフルート演奏の写真を中心に活動のスナップ写真を配置。 3回目の活動の時期まで里山の家に展示します。 |
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2018年1月13日(土)9:30〜12:00 参加者19名 3月3日実施予定の今年度第3回活動 「雑木林で木こり体験」の打ち合わせと下見を行いました。 また、来年度の活動計画についても話し合い、第1回〜第3回の活動予定を立てました。 参加人数が多く、具体的な活動内容のイメージの共有ができました。 |
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10年前植えた場所:どんぐり広場 :上級生の活動場所 |
活動場所はもう少し上です |
ちびっこ木こりはこの辺にしよう |
下見の朝は枯葉に霜 |
2018年2月12日(祝・月) 13:30〜15:30 参加者5名 3月3日実施予定の今年度第3回活動 「雑木林で木こり体験」の活動場所で、当日に向けての準備を行いました。 内容は班ごとの活動エリア決め、伐らない木の目印付け、危険な倒木の整理などでした。 現地は常緑樹がうっそうと生い茂り混み合った暗い森です。 子ども森づくり隊の活動で少しでも明るくなることが期待されます。 |
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2018年2月17日(土) 13:30〜15:30 参加者6名 3月3日実施予定の今年度第3回活動 「雑木林で木こり体験」の準備を里山の家で行いました。 活動日に子どもたちにする説明の内容の検討とその時に使用する絵の制作です。 力を合わせた結果、なかなかの出来ばえになりました。 当日をお楽しみに!。 |
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2018年2月24日(土)13:30〜15:30 参加者22名 3月3日実施予定の今年度第3回活動「雑木林で木こり体験」の準備と下見を行いました。 里山の家での当日のタイムスケジュール確認、お話「なぜ木を伐るか」の実演などのあと、 スタッフの担当班ごとに分かれて木こり体験の現地を訪れ作業の打ち合わせをしました。 また、当日用意する予定の豚汁の担当班はその道具の用意をしました。 準備は万端、あとは当日の天候に恵まれることを祈るのみとなりました。 |
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2018年3月3日(土) 10:00〜13:30 「雑木林で木こり体験」 参加者 72名 (隊員25名 大人16名 スタッフ28名 セキスイハイム3名) 今年度最後の活動は、お待ちかねのノコギリ体験です。 この日の名古屋の最低気温は1℃。少し冷たい朝になりましたが2月下旬の身を切る寒さを思えば、風もなく心なしか陽ざしには春の気配が感じられました。集まって来る子どもたちも3回目の活動とあってリラックスした様子でスタッフと元気に挨拶を交わしていました。 受付を済ませ、装備を整えた隊員たち、セキスイハイム中部グループさんからいただいたご支援によって揃えることのできた黄色い子ども用ヘルメットがよく似合っています。 去年5月の第1回の活動で、竹伐りの予定が雨のため中止になってしまったので、今回の木こり体験でようやくのお披露目となりました。 今回の作業場所は、12年前の子ども森づくり隊の活動でドングリから育てたコナラやアベマキを植えた「ドングリ畑」の周辺でした。 作業の前に「なぜ森の木を伐るか」についての説明が紙芝居形式でありました。そして木の伐り方や注意事項を聞いてから、お手本となる実演を見学したあと、いよいよ班ごとに分かれて活動です。 ドングリ畑を担当する班は継続2年目以上の上級生、それ以外の隊員は奥の森の間伐をする4つの班に分かれました。 ドングリ畑では高さ10mにも迫る大きな木を全員で協力して伐り倒しました。みんな木こり体験経験者とあって、上手にノコギリを扱っていました。またロープを使った安全な木の倒し方も学びました。 倒した木は、まず根元の年輪を数えて木の年齢を当て、次に2mごとの輪切りにしてそれぞれの伐り口の年輪を数えました。 奥の森では低学年の隊員を中心に「冬でも緑の葉がついている木=常緑樹」を伐りました。初めは細い木を伐りましたが、次第にチャレンジ精神を発揮して、スタッフもびっくりの太さの木を選んでは汗びっしょりになって伐っている隊員もいました。 作業前には木の混み合った暗い森だったのが、約1時間の活動で少し明るさを取り戻したのを確認できました。 お昼が近づき、炭焼き広場へ移動して使用した道具の手入れをしました。2つの大きな鍋にたっぷりと豚汁が用意されており、隊員たちは持参のおにぎりとともに昼食を楽しみました。 作業のあとで屋外で食べる温かい豚汁は家庭では味わえない美味しさでした。 好天に恵まれた森で、子どもたちはもちろんスタッフを含めた大人たちも、心もおなかも満たして活動を終えることができました。少しずつの作業ですが、継続して明るい森に変えていけるといいですね。 |
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