田んぼ班 |
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田んぼ班の紹介 2025 9 13 くらしの森で米作りを始めて15年になります。 面積は355㎡あり、小学校の教室が5つぐらいの広さです。 米作りに必要な水は、井戸で汲み上げた奥池から流れる せせらぎの水です。鉄分のおおい水ですがイネにはいいようです。 ここでは農薬や化学肥料を使わない、生き物にやさしい米づくりをしています。 使用する肥料は愛知牧場で購入する牛ふんと抗生物質や遺伝子組み換えでない飼料で育てたニワトリのふんです。(臭くないですよ、子どもたちがまいてくれます。) また、市民講座を開いており、子どもたちと一緒に米作りをする工夫を試行錯誤した15年です。市販の機械苗用の苗は子どもたちが植えるには小さく、雑草に負けるので、籾を撒き成苗の苗に育ててから田植えをしています。 茶碗1杯の米粒は3000粒ほどと言われています。 みなさんは稲株何束で、お茶碗1杯のお米が取れると思いますか? ここの田んぼでは、やく3株必要です。 毎日、3食お米を茶碗1杯食べていると、ここでとれたお米で、何か月食べ続けられると 思いますか? 1年半です。 農薬を使わないことで、いろいろな生き物が田んぼに姿を見せます。 春の田んぼの水たまりには、色々な蝶たちが吸水に訪れます。 ツバメは湿った土とわらくずをくわえ、巣の材料にもっていきます。 田お起しが始まると、オケラがびっくりして飛び出してきます。 水が入ると、ヌマガエルの合唱がきこえます。 イネづくりに害を与える生き物も現れます。 イネミズゾウムシやイナゴ、アメリカザリガニは捕まえたりしますが、蛾や蝶類は 天敵のクモ、ヌマガエル、カマキリ、ハチにおまかせしています。 田んぼがあるから、見られる貴重な水草、絶滅危惧種のヒメタイコウチが生きています。 米作りだけでなく、生き物のためにも、田んぼに水をいれることは大切な作業です。 一般にみられる田んぼと違うことが1つあります。 それは、すずめの来襲を防ぐため、鳥よけネットを張ることです。 案山子やキラキラテープでは効果がなく、ひと手間かかる作業があります。 12月の餅つきは、森づくりの会からスタッフの応援をしていただき、講座の皆さんと 餅つきをします。また収穫後の藁は、しめ縄に変身し、残りは田んぼに戻します。 最近、田んぼに植えてある米を実らせる植物を尋ねたところ、「麦」と答えた子供がいま した。子供のための田んぼ班ではありませんが、親子で作業をして、イネという植物のすばらしさ、イネとかかわってきた日本人の歴史の一端を感じる機会にしてください。 暑い夏のコナギ採り作業があリますが一緒にかかわっていただける方歓迎です。 |